日常のビタミンになるようなのんびりしたブログを目指しています。 2006年8月のイタリア観光の旅行記を掲載していますのでよろしかったらご覧下さい。 趣味で写真をはじめました。
漢詩のおはなし
2006年11月01日 (水) | 編集 |
お部屋の片づけをしていたら、懐かしい本が出てきました。

1996年4月から9月までNHKラジオ第2放送で放送されていた「漢詩をよむ」(詩人と風景「春花の巻」)のテキストです。
テキストは、二松学舎大学 石川忠久教授により書かれたものです。

わたしは漢詩の心得はないのですが、その当時なんとなく本屋さんで気になって買って毎日通勤時に電車の中で少しずつ読んでいました。

たくさんの詩の紹介があるのですが、その中にとても気に入った詩があるので、ご紹介します。

「山中有流泉」  盛唐 儲光義

山 中 有 流 水

借 問 不 知 名

映 地 為 天 色

飛 空 作 雨 声

転 来 深 澗 満

分 出 小 池 平

活 淡 無 人 見

年 年 長 自 清

山中に渓流が走る。
試みにたずねてみたが、誰もその名を
知らない。
地上を流れるときには、空の青を映し出し、
空中に飛び散るときには、降りしきる雨の
音を奏でる。
流れめぐって、奥深い谷間の水を満たし、
いく筋にも分流して、静かに小さな池に
注ぎこむ。
この安らかなさまを目にする人はいない。
来る年も来る年も、この渓流は人知れず
いつまでも清らかさを保ちつづける。



実はこの詩に使われている漢字のうち、変換候補にないため、
やむなく似た字に変えて記載したものがあります。

  「澗」 日→月

  「活」 さんずい→りっしんべん